カーライフ

寒い冬に凍り付いた車の窓の正しい溶かし方

雪の降らない地域でも真冬になると何回かは車の窓が凍り付いて大変な思いをされたことがあるのではないでしょうか?さらに雪が降り積もって一緒に凍結すれば、解氷にはさらに時間がかかります。そんな時に短時間で効率的に解かす方法はあるのでしょうか。この記事では真冬の凍り付いた窓ガラスに慌てずに済む方法をご紹介します。

お湯は絶対かけないで!

熱湯が一番手軽ですぐに凍った窓ガラスを解かしてくれそうですが、お湯をかけると窓ガラスが割れてしまうかもしれない非常に危険な行為なんです。

ガラスは温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮する性質があります。また、熱が伝わる速度が遅く、熱を通しにくい性質も持っています。

例えばガラスのコップにお湯を入れると、お湯に接している内側の温度が上昇しガラスが膨張します。外側は熱が伝わりずらいため膨張しません。この変化でガラスのバランスが歪みコップは割れてしまいます。

車のフロントガラスも、同じように霜がおりるような寒い日に急にお湯をかけると、お湯に触れた外側のガラスのみ膨張しヒビがはいったり割れたりしてしまいます。更にフロントガラスはガラスが破損した際破片の飛び散りを防ぐため、3層構造(2枚のガラスとその間に挟まった柔らかい樹脂膜)で作られています。ガラスのコップなどよりも熱が伝わりずらいつくりになっているので注意が必要です。※日本では1987年に前面のガラスは合わせガラスを使う事が義務付けられました。

引用元:オートウェーブ

ワイパーを無理に動かさない!

ガチガチ、バリバリに凍り付いた窓ガラス。それだけ冷え込んだ状況でワイパーを動かすのは危険です。時間がない朝だとついついウォッシャー液を出しながら、ワイパーを動かしてしまいがち。

しかし、それだけ冷え込んだ朝だと、ウォッシャー液の穴が凍ってふさがっていたり、ワイパー自体が凍り付いている可能性もあります。

そんな状態でワイパーを動かすとワイパーを動かすモーターに余計な負担がかかり、故障の原因になったりします。もちろんワイパーの可動部にお湯をかける行為もNGです!

仮に動いても凍った窓をワイパーでは綺麗に除去できません。凍った窓ガラスは霜や氷で凸凹して、正常に動きません。またゴムを痛める原因にもなります。

ワイパーは綺麗な窓ガラス表面の上を動くものです。最初は正常に動いても、不可化がかかってモーターが焼き付き、正常な位置に戻ってこなくなったりすることもあります。

慌てずに室内の装備を使う

こういう朝は、出発する前にエンジンをかけてデフロスタースイッチはONにします。このスイッチはエアコンスイッチの扇形に波上の矢印が付いたスイッチです。

凍ったフロントガラスの室内内側から送風する機能で、結露したガラスの曇りを下から徐々に除去してくれますが、完全に霜をとるには少し時間のかかる方法です。車で外出する際には、できるだけ早くエンジンを回してデフロスタースイッチを入れておくのをお勧めします。

 この際、エンジンをオフにしてデフロスターのみで使用するのはやめてください。その状態ではエアコンをバッテリーのみで使用することになり、最悪バッテリーあがりという状態になることも予想されます。必ずエンジンをかけてのご使用ください。。

 また、余談ですが、エンジンを始動させる前に、マフラー出口が雪などに埋もれていないことの確認も忘れずに。室内に一酸化炭素が入り込み、一酸化炭素中毒ということも考えらえます。

便利な解氷道具を使いましょう

凍った窓ガラスに対応できる車の標準装備はデフロスターぐらいしかありません。そこで冬には準備をしておきたい便利グッズを活用しての解氷、霜とり作業となります。

「解氷スプレー」で一気に解氷する!

実体験ですが、デフロスターだけでウインドウの凍結を解氷させようとすると10分近く時間が必要です。ここで登場するのが解氷スプレーです。これはホームセンターやカーショップに行けば比較的安価で購入できます(数百円程度)。

主な成分はアルコール。アルコールは0℃でも凍らない為フロントガラスに吹き付けると凍結する温度が下がり、ガラスが凍らなくなります。

通常吹き付けてから1分で霜が溶けて、氷が再び凍結するのを防止します。また、大体の商品はフタの形状がギザギザになっていて、このフタで霜取りをする事もできる一石二鳥の便利グッズです。

解氷スプレーを使用することで、その時間は1分以内にまで短縮できました。これぐらいの時間であれば、凍った窓ガラスを確認したらすぐスプレーをすることで短時間で車を出発させることができそうです。

アイスクレーパーで削り落とす!

まずは1本あると便利なのがガラスの霜・氷をとるアイスクレーパーです。これは先端が鉄板焼きで使うコテのような形状になっていて、フロントガラスの表面の氷をこそぎ落とすようんして使います。

しかし、無理に力を入れると、ガラスの表面に傷をつけることになりかねませんので注意して使いましょう。同じくアイスブラシも同様の使い方をします。寒い時期には場所もあまり取りませんのでトランクに積んでおきたいものです。

緊急事態は自作も可能

解氷スプレーの主な成分はアルコールですので自作が可能です。コロナの影響でご自宅にアルコールをお持ちの方も多いと思いますので緊急時には自作して解氷材代わりに使えます。

その際は割合いをアルコール4に水を1の割合で混ぜたものを使用するといいいでしょう。アルコールを少なくすると再凍結したり、またうまく解氷しないことがあります。

家庭用のアルコール消毒材は人体用のため低濃度であることが多いので注意が必要です。また自作した解氷材はワイパーゴムが劣化したという事例もありますので、緊急の時以外は専用に作られた解氷スプレーを使う事をおすすめします。

まとめ

寒冷地でない限り、フロントガラスが凍るような事態は、年に数回程度かもしれませんが、続くときには続いたりします。今回ご紹介した解氷グッズは決して高いものではありませんので、ぜひ天気の良い日にカーショップ、ホームセンターなどで、1本用意しておくと安心して寒い冬を乗り来れられるのではないでしょうか。